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ダイエットは意志の弱さではなく、脳が悪さをする?

  • 執筆者の写真: 湧也 鈴木
    湧也 鈴木
  • 2 日前
  • 読了時間: 3分

こんにちは。代表の鈴木です!



ベルノアでは、決まった食事指導の方法ではなく、お客様の生活スタイルの中でより現実的な指導をさせていただいています。



今回は、その中でも、最もシンプルでお客様の反応も良い食事方法を紹介します。



これによって、誰でもゆるやかにストレスのない体重のコントロールが可能になるでしょう。


満腹を脳に伝えるホルモン

結論からお伝えすると、

「満腹を感じるホルモンを正常に働かせる」だけです。



満腹を脳に感じさせるホルモンはレプチンと言われ、主に脂肪から分泌されます。



レプチンは脳に向かって、

「もうエネルギーは足りてるから、何も食べなくていいよ〜」と言います。

脳はそれに対して、

「了解です。じゃあ食事はここまでにします。」

となるわけです。



これが、“お腹がいっぱい”という感覚です



レプチンは、脂肪から分泌されるので、理屈上は体脂肪が多い人ほど、レプチンの分泌量は多く満腹を感じやすいはずです。

でも、実際はそうはならないですよね。



むしろ、お腹がそんな空いてなのに食べてしまったり、食事の後にはつい甘いものに手が伸びてしまいます。



では、なぜレプチンが正常に機能しいていないのでしょうか?



もちろん、意志や気合いの問題ではなく、科学的な理由があります。



レプチン抵抗性


実は、このレプチンが出続けると、脳はその状態に慣れてしまい正しい反応をしなくなります。



つまり、レプチンが脳に向かって、

「もうエネルギーは足りてるから、何も食べなくていいよ〜」と言っても

脳は、「あいつまた言ってるわ〜、とりあえず放っておこう」

となってしまい、報告を無視します。



これを、レプチン抵抗性と言い、レプチンがオオカミ少年的な形で何を言っても脳が反応してくれなくなります。



それによって、食べても食べても、お腹はいっぱいという感覚にならないというわけですね。



裏を返せば、正常に働きさえすれば、しっかりと満腹を感じることができ、

「食べないことにストレスを感じなくなる」のです。



僕は、この方法は最も健康上のリスクが少なく、精神的なストレスもない、方法の一つだと考えています。


レプチンに対して正常な反応を

では、どうすればレプチンはまた威厳を取り戻し、脳は満腹を感じるようになるのか。

これには、いくつかポイントがありますが、今回は3つに絞ります。



  1. 睡眠

  2. 有酸素運動

  3. 朝食でのタンパク質の摂取



睡眠や有酸素運動が、なんとなく重要なのはイメージがしやすいかなと思います。



レプチンだけではなく、血糖値をうまくコントロールするためにも、重要なポイントですが、今回は必要な数値だけご紹介します。



睡眠は7-9時間がレプチンの働きが安定する範囲とされ、

有酸素運動は週に150分程度がいいとされています。



もちろんこれができれば理想なのですが、

なかなか難しいという方にやっていただくのが、朝食のたんぱく質量の調整です。





満腹を感じ取れるカラダに戻すこと


朝にタンパク質をしっかり摂る目的は、

筋肉を増やすことでも、

ストイックな食事をすることでもありません。


満腹を「我慢する体」ではなく、

満腹を「感じ取れる体」に戻すこと。


そのための現実的な目安が、

朝のタンパク質35gです。


 
 
 

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