続・お尻が上がるスクワットor上がらないスクワット
- 湧也 鈴木
- 6月28日
- 読了時間: 5分
◼︎目次
スクワットで膝・腰に違和感??
お尻に効かないスクワット
股関節の場所を知ろう!
あなたの股関節の見つけ方
お尻が上がるスクワット
1.スクワットで膝・腰に違和感?
こんにちは!代表の鈴木です!
今回の内容は、
理解が少し難しいかもしれませんが、
分かれば驚くほどお尻に効きます。
実際にスタジオでも使って成果を出してきた、
“効かせ方のコツ”を、
細かく、丁寧に解説していきます。
スクワットの基本は抑えているはずなのに、
家トレでスクワットをしても、
「前モモばかりがキツい…」「ヒザや腰が痛くなる…」
と感じた経験はありませんか。
これは、よく聞く「フォームが悪いから」だけではなく、
身体の使い方のクセが大きく関係しています。
この記事を読み終えるころには、
「どう直せばいいか」がしっかりイメージできて、
今日からお尻に効くスクワットに変えられるはずです。
2.お尻に効かないスクワット
まず、先に結論をお伝えすると
スクワットがうまくいかない多くの方に共通するのは、
『股関節を正しく使えていない』という点です。
「そんなの、なんとなく分かってるよ…😩」という声も聞こえてきそうですが、
実は、股関節の“位置そのもの”を正確に把握していないことが、原因なんです。
ピラティスセッション中に、お客様に
『なんとなく股関節ってこの辺かな?って思うところを触ってみてください。』というと、
多くの方が実際の位置よりも高い位置に手を当てます。
つまり——
股関節を曲げているつもりが、
腰の曲げ伸ばしになってしまっている方が非常に多いんです。
今回、詳しい説明は省きますが、
腰の曲げ伸ばしが多いスクワットは、
ヒザの負担も多くなります。
お尻の筋肉は、股関節の曲げ伸ばしや安定性など、
あらゆる動きに深く関わっています。
だからこそ——
股関節の位置を正しく認識していないだけで、
お尻の筋肉がほとんど働かなくなってしまう。
それくらい、「股関節の位置」を正しく理解することは、大切なんです。
3.股関節の場所を知ろう!
では実際に、股関節がどこにあるのか見ていきましょう。
下の画像の赤い丸で囲んだ部分が、股関節の位置です。

股関節は、骨盤と太ももの骨(大腿骨)をつなぐ関節で、
前後・左右・ねじる動きの3面運動ができる自由度の高い関節です。
カラダを正面から四等分したときに、
股関節は、「外から4分の1」の場所にあるされることが多いですが、
これはあくまで平均的な目安です。
なぜなら——
人それぞれ、顔の骨の形が違うように、
骨盤や大腿骨の形や角度も、一人ひとり違うからです。
つまり、「平均的にはこのへん」ではなく、
自分の身体の中で本当の位置を見つけることが大事なんですね。
次の章では、
あなた自身の身体の中で股関節の位置を見つける方法を、
感覚的にわかりやすく解説していきます!
4.あなたの股関節の見つけ方
それでは、下の画像を見ながら、
あなたの股関節の位置を見つけてみましょう。
太ももの骨を触りながら股関節の位置を把握していきます。
◎ 手順:
立った状態で、お尻の横あたりに指を当てます。
指3本の腹や、手のひらの中心など、広い面で触れてください。
お尻の横をゆっくりと触りながら、最も“出っ張っている”頂点の部分を探します。
ここが「大転子」です。
↓画像の赤い矢印
その大転子を上の方にたどり、最も上の部分を探しましょう。
その高さに、あなたの股関節があります。
↓画像の青いライン
※実際の股関節の位置はさらに内側になりますが、
『股関節の高さ』だけ把握できていれば、
問題ありません。

5.お尻の上がるスクワット
ここからはとてもシンプルですが、
最も重要なポイントです。
股関節の高さ(青いライン)を見つけたら、
その位置から折り畳むようにして、スクワットをしていきます。
最初はお尻の外側から手を当てて、
青いラインの高さをしっかりと可視化できるように、
しておくといいでしょう。

初めのうちは、
お尻を後ろに突き出すようにしていただくと分かりやすいです。
スクワットの深さも浅めで行い、
とにかく、『お尻に効く感覚』を覚えていきましょう。

理屈上、この動作ができれば確実にお尻に効きます。
それでも効いてこない時は、
股関節の曲がりが少なく、膝の曲げが優位になっていたり、
腰の曲げが大きくなっていることが多いです。

6.まとめ
このやり方は、スクワットに限らず、
デッドリフトやランジでも重要になってきます。
正しくできれば、お尻に効くだけではなく、
膝や腰の慢性痛を予防することもできます。
大事なポイントは、
やはり、青いラインの位置を正確に把握することです。
ベルノアでピラティスやトレーニングを
行う際は、私が青いラインの高さを触ることで覚えていただきます。
家でやる時はここが最難関ポイントになりますので、
何度か見返しながら、ぜひチャレンジしてみてください!
では!
# 続・お尻が上がるスクワットor上がらないスクワット
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