こんにちは、代表の鈴木です!
今日は長いです。よろしくお願いいたします!笑
ピラティスやトレーニングを行う時には、よく呼吸がセットになっていることが多いですよね。
『息を吸いながら手を上げましょう』
『息を吐きながら足を下ろしましょう』などなど、、、
競技者時代に、私自身がトレーナーさんに教わっているときは『別に呼吸を意識しなくてもカラダは動くし良くない?』と思っていました笑
ですが、学びを進めていくほどに、呼吸というのはとても大切な意味を持っていることに気がつかされます。
そこで今日は動作の中で呼吸をし続けなければいけない理由についてお話ししたいと思います!
様々な意味を持つ呼吸
呼吸にも様々な種類があるかと思います。
リラックスをするとき、重いものを持つとき、長時間運動(ジョギングなど)をし続けるときなど、それぞれ違った呼吸法を皆さんも無意識的に使い分けているのではないでしょうか。
それらの呼吸は、自律神経をコントロールするためであったり、血管に酸素を送り込むためであったりと様々な意味を持っています。
では、当ジムで行っているようなピラティスのエクササイズやウェイトトレーニングの中での呼吸はどんな意味を持っているのでしょうか。
ポイントとなるのは『運動連鎖』という現象です。
運動連鎖とは
運動連鎖は『1つの骨が動くと、そのとなりの骨も連動して動く』という現象だと解釈していただきたいと思います。
例えば、立った状態でスネの骨を左に捻ると、自然に太ももの骨も左に向きますよね。
その逆も然りで、太ももを左に向ければ、自然にスネも左に向いてくるかと思います。
このように、1つの骨が動くとその隣の骨も動きます。
「さらにその隣、さらにその隣、、、」と、少しずつ力を弱めながらどんどん連鎖していくのです。
逆に、スネを左に向けながら、太ももを右に向けようとするととても不自然で動かしずらいですよね。
このように骨は逆向きに動かしたり、1つだけ単体で動かしたりすることは非常に難しいです。
その現象を利用して、正しい姿勢に導いたり、正しい筋肉を使えるようにすることができるのですが一度そこは置いておいて、この現象が呼吸とどのような関わりを持つのかを考えてみましょう。
運動連鎖と呼吸の関わり
上記のように骨を1つ動かすだけでもその周りでたくさんの連鎖が起こっていることが分かりました。
では、呼吸をするときはどれくらいの骨が動いているのでしょうか。
ピラティスで行う胸式呼吸で動く骨の一つに「肋骨(あばら骨)」があります。
あばら骨は、左右でそれぞれ12本あり、全部で24本あります。
1つの骨が動いただけでも全身に広がる運動連鎖ですが、呼吸の時にはほぼ同時に24本の骨が動き、全身に大きな連鎖を与えます。
例えば、手を頭の上にまっすぐ上げていくとき、胸を膨らませて大きく息を吸い込むと、手は上がりやすくなりますが、
息を思い切り吐いて、胸をすぼませると手は上がりずらくなります。
呼吸による連鎖は、『スネと太ももの関係』のようにシンプルではなく、気付かぬうちに全身の様々な動きを助けたり、反対に邪魔したりしてしまうのです。
呼吸が止まり肋骨の動きが止まるということは、この連鎖も止めてしまうことになります。
スネと太ももを反対に向けたようとした時のように、それぞれの動きを邪魔して全身の動作を固くぎこちないものにしてしまうのです。
なのでピラティスのようなしなやかさが求められる種目では、動作の方向と呼吸を合わせて行う必要があります。
運動連鎖は自然に行われる方が良い時もあれば、逆に破綻させることで得られる効果もあります。
奥が深いですね。
では!
まとめ
・呼吸には様々な意味がある。
・呼吸は運動連鎖という面から見ても大きな意味を持つ。
・呼吸が止まると運動連鎖も止まってしまう。
甲府・甲斐市のパーソナルトレーニングジム 【ベルノア 】
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